安達太良山(1700m)



登山日 2010.10.9(土)

天 気  曇りのち雨

磐梯朝日国立公園の南端に位置する安達太良山連峰は約9kmに渡る。
高村光太郎の「あどけない話」でも有名な山です。


東京の空 灰色の空

本当の空が見たいと言う

すねて甘えた千恵子・

千恵子の声が安達太良の山に

今日も聞こえる


これは高村光太郎の「あどけない話」ではなくて・・。
昔コロンビアローズ(知らないでしょうね・・)が歌った千恵子抄・・歌詞なのです・・。
当時はこの歌が随分流れていて、今でも歌えます・。

何年前でしょうね・古い話はなぜか記憶に残ってます・(⊃∀`* )エヘヘ♪


体育の日の三連休、この時期はやはり紅葉が見たいと言う事で
東北に出かける事にしました。

なぜ東北かと言うと・・・
夏山の朝日小屋に泊まった時、隣のパーティが賑やかに話をしていた中で・
「紅葉だったら絶対東北だよ・あの素晴らしさは見るべきだね」・・そんな声を聞いて・

だったら温泉つきの山に・・と言う事で今回は秋田駒ケ岳ではなくて
安達太良山に行ってきました・・

休みが近づくと予報がどんどん悪くなり・・
最悪な状況に!

でも今回は岳温泉に予約が済んでいる為に雨でも決行です・・。



夜中3時前に自宅を出発

横浜町田ICから首都高経由、川口から二本松ICの長い道のりです・。
夜中走るので渋滞は避けられますから予定の時間とおりには何とか着けそうです・。
途中お蕎麦(朝食)を食べたりしてゆっくりです。。

二本松ICを降りると僅かで岳温泉・そこから安達太良高原スキー場からのゴンドラ利用です・。


今日の天気では駐車場もまだまだ空きがあります・
7時30分過ぎには駐車場に着きました。
今日から紅葉の時期は6時30分に始発が出るようです・。


ゴンドラ(あだたらエクスプレス)は950mから一気に1350mまで登ります・。
紅葉はしてはいるもののはっきり見えません・、
まだ雨が降ってるわけではないのですが、雨と同じような状況ですねー

晴れていればきっと素晴らしい色が見れそうです・。
「晴れていれば・・」何度この言葉が出たことか・・ふぅぅぅぅぅ・・・

薬師岳(山頂駅)に着くとやっぱり空気がひんやりと・・



歩き出しは木道です。
間もなく薬師岳パノラマパークがありましたが、今日は何処に行っても無理なのでパス・・。
ここからは安達太良連峰の絶景ポイントらしいですよ。


歩き出しから色づいた木々を見ながら登ります・。

あの赤が綺麗だわ、
あの黄色が綺麗だわ・・
そう言いながらも次の句は「晴れていれば・・・」です・・かなし〜〜い!


でもこの紅葉は絶対見るべき!!
そう思ってこの時期 来年も来る事にしちゃいました。。

なだらかな登りで、息も上がることなくて楽しいハイキングです・・。

そう言えば、ゴンドラを降りたところで
「ハイヒールなどでの登山は止めてください」・と書かれた注意書きを見ると
そんな軽装で登る人も居るんだろうな・・そんな恰好でも登れちゃうのかも。。

歩き出して30分で仙女平分岐到着。


ここから山頂まで・・レポートは何も出来なくて・申し訳ない。
だって何も見えないんだもん。。


歩道の両脇はこんなに綺麗な木々が・・
でも今年の紅葉はなんかあまり綺麗でないのかも。。
近くで見る色づいた葉は、ポチポチと枯れ木が見えたりして、ちょっと可愛そうな感じが・・。


きっとこの辺りから山頂も見えるのかも・・なんて思ってると
「ポツポツ・・」降ってきました。

どうしようか・・合羽を着るか先に山頂に行くか・・
考えて足早に歩くと山頂らしい開けた所が・・・



ガスの中で山頂標を確認して後の三角点と祠のある山頂に登る・。
開けた場所なので風が強い。。。



何処を見ても見えないけど記念写真を・・
そんな事を言っている間に・・
「さぁ〜〜〜と風がガスを飛ばした・」
わぁ〜〜〜♪
素晴らしい!!





こんな紅葉だったのだ!
写真ではこれが限度かな・

何度か風とガスの追いかけっこのような時間が過ぎて
「ご褒美」に感謝して下山する事にした・。

ここから牛の背〜峰の辻〜勢至平〜登山口まで下ります。

今回は鉄山、くろがね小屋はスルーです。



沼の平火口、明治33年の噴火口です。
立ち入り禁止区域で植物も全く生えない荒涼とした風景・見るだけで恐い。。



振り返って・・安達太良山

鉄山を左に見て峰の辻に向かう。
ここから緩い下りが続きます・・。



峰の辻

雨も上がる見込みもなくなってきましたが
時折見せてくれる紅葉が「わぁ〜綺麗!」と感動しながら・・。



今度はここを上りに使ったほうが良いんじゃない・なんて言いながら・
安達太良山頂がずっと見えながら登る楽しみがこちらからの方がありそうかもねー。


寒くなってきたと隊長の言葉で
コーヒータイム・雨の中でなんだか忙しい!

お腹もすいたのでおにぎりも食べちゃった・・。

こちらから登ってきてる人達にも何組か会いました・が
これから晴れる感じはしないのに何処まで行くのかな?



この下り、とても長く感じましたが何とかくろがね小屋との分岐。
そしてここからは何度かの林道との交差を繰り返しながらゴンドラ乗り場まで
直接下る樹林帯の中は雨で滑って歩きにくい為
ずっと林道歩きです。

なんだか随分長い下りでしたが何とか着きました。。
丁度12時30分

さてさて・・これからチェックインの3時まで何処で時間をつぶすか・・・

身体も冷えてるのでお風呂に入って着替えたいよねー
なんて言いながらお宿に行って聞いてみたら「どうぞ良いですよ・準備できてますから・・」
やったぁ〜
そして素晴らしい温泉と美味しいお料理で今回の山は完了でした。


山域別リスト