雨飾山(1963m)


2015.8/1(土)晴れ


雨飾高原キャンプ場前駐車場(6.46)~ブナ平(7.48)~荒菅沢(8.45)~笹平(10.55)~雨飾山(11.38-13.00)~笹平~荒菅沢~ブナ平~雨飾高原キャンプ場前駐車場
(16.30?)
(時間はまったく参考になりませんので・・)

仕事がお休みのある朝突然、東北ツアー親娘旅をしている小川さんから「雨飾山」のお誘いがありました。
仕事も考えないで即行きたい。「エッいいの?」と小川さんもビックリ。

雨飾り山は行きたくも遠過ぎで我が家の隊長は連れていって貰えそうもない、そんな時に鍋割山以来の八杉さんが連れていって貰えるとの事、
有り難く便乗させて頂いた。
雨飾山は長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市との県境にある、標高1,963.2mの山である。妙高戸隠連山国立公園に属している。
日本百名山に選ばれている。


今回は雨飾り山キャンプ場に前泊して、小川さんの新しいテントに泊めて頂き
翌朝にキャンプ場にある登山口から山頂を目指し、下ってその日は古民家ゲストハウスに泊まって帰ってくる予定との事。
なんだか目いっぱいの楽しみに山まで付いて来るなんて・・なんと素晴らしい


車に便乗させていただくのは、中央高速石川SAから拾っていただく。
石川SAは歩いては入れるSAなのでそこまでは八王子からタクシーで。

午後1時半に待ち合わせで、無事会えました。。

雨飾りキャンプ場に着いたのは、途中食材を買い込んだりして6時半頃。
そこからテント設営、夕食準備・・
今夜は金曜日の為ガラガラ状態。

美味しいキムチ鍋で明日の登頂を祈願して心地よいテントで就寝、
いつもはほとんど眠れない夜を過ごすのだけど今回はしっかり睡眠がとれました。
朝は、昨日の鍋の残り物で美味しい雑炊をお腹いっぱい頂きいざ出発です。


        

このキャンプ場が登山口になってるので楽チン。登山届けを書いて出発約7時です。これが今回一番の問題だったかもしれない。
色々なレボを見て、コースタイムは無理としてもこれだけ過酷な1日の始まりとは思う由もないスタートです。 

朝一番の身体にはいきなりの登りはきつく、ペースが掴めない。

湿原の中の木道を進んで行く。
今頃紫陽花が涼しげに咲いていたりわらびが出ていたり、こちらは随分季節が遅いのかな。





左には小川が流れていて、ところどころ小さい木橋がかかっています。
その小川にはいるんですよ・・イワナかヤマメか??


登山コースには400m毎、11箇所に「1/11」などと書かれた標識があるので、それを目安に登れます。


ここから急登

苦しい樹林帯の登りが続く、ブナの木々が涼しげなれど苦しい。



ブナの根が張りだしてる所が多くとても歩き難く慎重に。。

所々見える青空にブナの緑が癒される。




  

ブナ平

   

登りが下りに変わり始めるとやがて雨飾り山の山頂が神々しく見えた。


そして間もなく、やっとやっと雪渓が見えた来た、一気に気分も上がる。


写真タイムと称して休憩、やっと涼しい風に会えた。

あの頂き迄遠い。

ここからいよいよ山頂に近づく為の頑張りが始まる。

                                            

標高2000㍍にも満たないけど、今日の暑さに勝てそうもなくなった。

追い越し追い越されが同じメンバーで繰り返される・・(笑)



シモツケソウや立山ウツボグサやヤマハハコや・・賑やかに咲き元気をくれる。



しかし汗の止まらない猛暑と急坂続きの中、頻繁に休憩と給水・水分が少なかった・
顔から汗が流れ落ちる・・

そんな状態がずっと続く。


 

途中足を攣ってるおじさん、塩をあげたり薬をあげたりした八杉さんも途中から太ももが変だとペースダウンしたり薬を飲んだり、
大事に至らない様慎重に行動します、後で聞いたらこのまま下ろうか、自分との葛藤があったとの事でした。

一緒に登れて良かった。。


私達2人も止まれば次の歩きだしがつらいのでゆっくり少しずつでも歩くと決めて少しずつ進ん行く山頂があるんだから。

既に下りの人達はみんな苦しい登りを知っているから優しい。


壁の様な岩盤が見えて・・
まるで壁。


登りが続く、目印はまだか?と精一杯の頑張りを発揮

もう少し登ればお花がいっぱいですよ・・頑張って!!の声援が嬉しい。。

そして登り切ってやっと・・ささ平

沢山のお花が・・嬉しいね~🎶

でも・嬉しさよりも疲れが・・


  



八杉さんのペースが上がらない・・
太ももに痛みが・・
「先行って下さい」と言われ、少しづつでも先に進む・・止まるとその先動けなくなりそうで・・。

少しづつでも歩こうと、小川さんと頑張る・・

笹平からは山頂も見えるので、元気も少し戻ってくる。
しかし・・あんなに遠い・・



熊笹の道

でもそれほど時間かかりませんよ・と言われ、何しろ進もう・・。


雨飾温泉(雨飾山荘)コースとの分岐を過ぎると、あの標識10/11です。

もうここは緩やかな登りなので、一歩づつ。。

途中振り返ると、八杉さんも頑張ってるぅ~~良かった!!




ここ・・乙女の横顔って言うんですって・・
登山道・・見えますか?
可愛いわ・・じっくり見るとツンとすました乙女が本当に見えるわ。。

そして乙女と八杉さん・・素晴らしい!!


もう少しだよ~ん

そして・・踏んだよ頂上1963m南峰山頂には三角点と標柱



後が北峰大勢います、手前が南峰、真ん中にいるのがMiekoさん・・頑張った~♡




今日は暑すぎて・何が何だか・これ程時間がかかったのは何故かと思えるほどの時間がかかった。。

双耳峰になっている山頂はあまり広くない、そこから見える展望はさぞかし素晴らしいらしい、
けどこの暑さに全くガスの中で周りはほとんどみえず、残念です。
山頂にいた常連さんらしい人の話によると、日本海、佐渡島から北アルプスは勿論素晴らしい。


それでも晴れて偶に顔を見せてくれる、朝日岳、雪倉岳。(遠く遠くに)





のんびりのんびりと山頂で過ごす・・たくさん歩いたけど暑すぎて食べ物がのどを通らない。
でも・・Miekoさんが今朝出がけに作ってくれた、お赤飯のおにぎり・美味しかった。
ありがとう、ご馳走様!


1時になったら下りましょう・・と


笹平までは順調に楽しく下るけど、その先はあの壁の様な下り・・。慎重に。

この山は平らなところがあまりなくて・・登りっぱなしで上がってきたような気がする・・なので・・下りっぱなしです。

歩き難い、慎重に歩かないと相当気を遣います。

水もなくなって、心細くなってきた。。
この暑さ・・夏は重くても、余っても2リットルは必要ですねー

荒菅沢の雪渓に着いてやっと水にありつけました。
おいしいみずを飲み干して・・・

ここからまだまだ下りが続きます。


今日は頑張りました・・雨飾山・手強かった。



八杉さん・小川さん・・百名山踏破、また一つ近づきましたねー
お世話様でした・・

  




しかし・・遠い雨飾山です・


今夜のお宿は・・古民家ゲストハウス「梢の雪」です・・








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