屏風山(948m)と箱根旧街道

2003.02.22



前から箱根旧街道を歩いてみたいな・・と思っていたが、ネット仲間のcelesさんのレポートを
見せていただいたら、なんと7時間〜これはチョット無理だなぁ・・
少しだけその雰囲気を味わっちゃう事にして・・・少し遅めの朝7時に自宅を出発する。

本日の予報は曇り、遅くなると雨になるとの予報。
関所跡の駐車場にスペースがあることを確認して8時20分着
ここはトイレ・レストラン・土産物売り場・・何でもあるところです。
ここから屏風山に登りそのまま甘酒茶屋に向かって下るハイキングコース。
甘酒茶屋までタイムコースが70分、美味しい甘酒が待っているので今日はオニギリ無し。
お茶だけを買い込み、チョコと菓子パンを持って出発。

駐車場から元箱根方面に向かってすぐ右側からハイキングコースのスタート。。
屏風山は芦ノ湖の東側にある箱根外輪山の一峰、山頂までは40分。

ここから民家の間を抜け桧林の中の細い道を登って、このあたりからずっと急な階段が続く
登山道を広げる為なのかはっきりはしないけど、やたらと道が掘り起こされている。
階段もきっと整備されるのかなーと思われるほど状態が悪い。

高さが不揃いで歩幅の合わない階段に上ること20分。
最近の山行は殆ど人に会わない・・今日も何時もと同じくたった二人。
行く案内板に従い登って行くと道は二股に分かれる。

ここからやっと階段が無くなり歩きやすい山道になる。
所々雪も残っているが歩きに支障は無く楽しんで歩ける。

周りの木々にはウツギ・桜・桧・アセビ等の植物につけられた名札が目につきます。
アセビの開花の時期には、たぶん見事な花の山になる事だろうと話していました。
天城山に行った時もアセビの木はたくさん見かけましたが、
この山もきっと見劣りしないはずです、その時期にもう一度これたら良いな〜。

予定通り分岐から20分後、屏風山の山頂には階段を登ると着きます。
  




山頂といっても全く展望無し、広さも無し
甘酒茶屋まであと30分・・・こんな所で休んでられないよ〜〜
・・てな訳でこのまま下ります。


それから間もなく・・大惨事が起こりました。
なっ、なっ、なんと・・木の根っこに滑ってしまいました。
なんというか・・どんな転び方をしたのか覚えていないのですが、
膝を打ってしまいました・・立てない・・動けない・・・。
はぁ〜〜〜どうしよう・・・・
両膝を打ったのですが、何とか左は大丈夫のようだけど・・・
右が・・・・しばらく固まってしまいました。
今まで尻もちは何度も経験あったのですが・・・
こんな転び方をしたのは初めて〜〜
例えば北岳に登った時こんな転び方をして滑落事故に繋がるんだろうなぁ〜
・・・・と実感してしまいました、ちょっと大袈裟かな??
上手な転び方、御指導お願いしたいです・・・。

チョット開けた所で一休み・・。

青空も見えてきました、予報はもしかしたら外れたかな??

山頂から30分で旧街道の車道に出てきました、ここからすぐ・・です。

ここが甘酒茶屋です。ここにも駐車場があるので
ここから屏風山まで行くのもいいかもしれません。
そして待望の甘酒とお餅です。
甘酒400円、磯部巻きも、きな粉餅、ごま餅・・450円


中に入るとチョット薄暗く雰囲気がありました。ストーブも炊かれ暖かでした。
テーブルは人がいっぱいでした、観光バスで来ている人もいたりで・・・。

とっても美味しかった・・ここの甘酒は絶品です。
是非一度お試しください、アルコールが入ってないので、車の人もOKです。
私達はきな粉餅と磯部も注文・・また食べたい・・。

ちょっと暖まってからいよいよ石畳です。
旧街道を歩くといっても申し訳ないくらい脚を踏み入れただけのものです。
甘酒茶屋→箱根関所跡だけです。
甘酒茶屋の裏手からいよいよスタートです。

ぬれた石畳は大変滑りやすく
注意が必要です。
celesさんによると、
わらじが滑らないんだって・・・
納得しちゃうなー・・・

♪〜箱根の山は天下の剣
昼なお暗き〜♪って感じが続きます。

この道ですれ違う人はもちろん軽装です・・。
今夜は箱根に泊まって宴会らしき人のおしゃべりも・・・。

どうですか、この橋趣があるでしょう??


石畳と、奥に見えるのが芦ノ湖



箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川

そんな訳で、無事怪我も無く(??)旧街道を少しだけ味わってきました。
帰りには・・ここで〜♪
こんな立派なお風呂を独り占めして入ってきました、眼下には芦ノ湖を眺め・・・
なんと素晴らしい温泉だった事か〜〜
是非お勧めです・・人がいない事が最高です。

帰る頃はちらちらと雪が舞ってきました。。。

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