甲州高尾山(1106m)


2010
4月4日(日)





夫の仕事が忙しい3月も過ぎ久しぶりに出かけようかと行ってきました。
前日のTVのハイキング番組を見て、甲州高尾山迄出かけて来ました。

この山は棚横手山とセットで登る人が多いようです・・。
高尾山だけだとちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、私達には久しぶりなのでこの位が丁度よかったです。

勝沼のICを8時30分に降りて立派に舗装された農道を走る・。
深沢林道を走ってそこから大滝不動尊の奥宮まで車で入る、
よく道が解らず前宮にいた方に伺った。
大滝不動尊の奥宮寸前まで車で入れますが駐車スペースは僅か5台くらいです・。



奥宮からの登山道の入り口には「4月11日と4月30日の山火事の為落石などに注意して歩くようにとの看板があった・・」
4月11日には4日間もかかって鎮火したらしい・。でもその後の30日も火事になったらしい・
詳細は全くわからないが登山者の火の始末らしい・・

そして1997年にも山火事があったらしい・
車で走って登山口に行く途中に消防の方が注意を呼びかけていた。。。

富士山も見え、南アルプスも見え、そして満開の桃の花の時期には
ピンクの絨毯を敷き詰めたような素晴らしい景色が見えるらしい・・。
なんでもそれは最初の火事から植林された木々が小さい為の展望がいい様です・。
喜んでばかりいられない話ですが・・。

こちらでは桜が満開の時期でしたが、まだまだ春浅き甲州高尾山でした。
花と言えばキブシやアブラチャンやネコヤナギ等等・・落ち葉が深い山道はスミレも早すぎました。
それでもこの山は山と渓谷社の「花の山旅50コース東京周辺」のガイドブックに載っているそうです・。


奥宮の手前に通行止めのゲートがあるが歩いてもすぐに奥宮の山門に着いた。
ここでお参りすべく急な階段を登ると右手前に滝があり登り切った本堂の後ろには見事な滝(男滝)が見えます、

  
つかの間の写真タイムでそのあと車道まで降りてきました。

いまいちルートがはっきりしなくて・・。
本堂の右横から入るハイキングコースもありましたが
私たちは下の舗装された車道(通行止め)の道を歩きます・。
後ろから歩く4人のグループと殆ど同じくして・・

暫く舗装された道を歩きます。

分岐があるけど全く標識がない・。
その4人のご一行様は左に、私たちは右に・・どこかで一緒になりますね・・なんて言いながら別れたけど
「お〜〜い!!こっちにあるよ」と教えていただいて戻りました。



結局どちらからも行けるんだけど
右の車道をず〜〜〜〜っと歩いていくと剣が峰に5分の登山で山頂を踏んでしまうような
味気のない山行になってしまいます。

↑の写真を左に行くとすぐに
↓・・こんな登山口が見つかります。



膝くらいまで深い落ち葉を踏みしめながら歩きながら・・
あちらこちらに火事の跡が残っています・。


立ち枯れになったような木だったり、炭のようになっていたり・・。
ちょっと痛々しかったですねー


どんな燃え方だったのか??

4日間も燃えていたとのことだったのでいろんな風向きになったりしたのでしょう。


展望のない林の中をジグザグに登ってやっと稜線に出る・・。


南アルプスも見えていたけどあまりにうっすらとなので写真は無理でした。



登ったり下ったりしながら山頂に到着

山頂から少し進むと三角点のある剣が峰


下には中央高速が見えてます。



今日は展望が一寸残念でしたが
富士山、南アルプス、八ヶ岳・・とぐるっと見えるようです・・。
そして甲府盆地と桃の花の咲く時期にはとてもステキな景色が見れるかもしれませんよ・・。
軽いハイキングでそんな素晴らしい景色が見えるなんて得した気分になるかもしれません・。

でもすぐ下を舗装された林道が走り一寸アンバランスな感じが良くないと感じる人がいるかも。


只・・今回初めての体験で・・
こんな木々を見るのはとても胸が詰まります・・。
私達も気をつけなければいけない事を感じてきました。

        




出合った人は僅かに2組でした・あまり知られていない山なのでしょうか?

素晴らしい景色に会えるならもう一度出かけてみたいと思いました。
花の山でもあるようなのでそれも気になりますね。

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