美濃戸山荘(6.30)・・・・・・行者小屋(8.30)・・・・・中岳のコル・・・・・・阿弥陀岳(10.15-10.25)
中岳のコル(10.45-11.05)・・・中岳・・・・文三郎分岐(10.30)・・・・赤岳山頂(12.18ー12.55)
赤岳・・・・文三郎尾根・・・・・行者小屋(14.00)・・・・美濃戸山荘(15.50)
9月24日(日)
快晴
週末になると何故か悪天候の日々が。。
そして今回も台風14号の影響が出る為予報は曇り・・。
それでも我が隊長は大丈夫だと確信して
予定通り先週予定していた八ヶ岳を攻めることにした。
この赤岳は、tunaちゃんの昨年からのリクエストだったけど
悉く天候に阻止されてやっとの実現になった。
朝3時自宅を出発
星が出ているし、すっかり晴れを期待して中央高速を走ります。
南諏訪ICで下車して、美濃戸からダートな道を底をこすらないように注意して
美濃戸山荘を目指しますが、2回もこすってしまった・・。。
途中霧が出たりしながらも天気は期待できそうです。
赤岳山荘の駐車場に6時20分頃着
駐車場は僅かな空きを残す位にたくさんの車が停まっています。
昨日からの登山客が多かったようです。
(3年前の写真)
6時半にスタートです。
ひんやりとした空気の中、駐車場から歩いてすぐ美濃戸山荘に着く、
山荘の前から北沢コースと南沢コースに分かれる
右の堰堤を越えて沢伝いに行くのが南沢コース、今回もこのコースを行く。
今回は阿弥陀岳と中岳から赤岳と3つのピークにタッチしてきます。
北沢コースを行くと、赤岳鉱泉を経由するらしいのだけど
一度行ってみたいと思っています。
硫黄岳はこちらのコースらしい・・と言うことは、
南八ヶ岳で未だ未踏の硫黄岳を目指す機会は間もなくかもしれません・・(= ̄m ̄)。
堰堤を越え丸木橋を渡ると、しばらくは川の流れを聞きながら
苔むした林の中を縫って歩く。
歩き出しはいつも、元気いっぱいです・・。
行者小屋まではなだらかで、登りとはあまり感じられない位な道が約2時間・・。
八ヶ岳特有の苔むした落ち着いた感じの中を歩いていきます。
(・-・)ん?
何か居る・・と、今回バッタリと出会ったのはカモシカでした。
クマの様な毛並みは一瞬それと見間違う程でした。
そんな事も何も感じない様子のカモシカは、道をふさいでお食事中でした。
そしてヘリポートが見えると間もなく行者小屋です。
前回の赤岳登山の時は、何も見えなかった山並みは
いつもこんな天気の時に来たいもんだね・と嬉しくなるような展望でした。
行者小屋では一寸ノンビリ休んでから阿弥陀を目指します。
キャンプ場の横を通り文三郎道の分岐を越えて中岳のコルへ。
ここからは一寸頑張って歩きましたよ。
空を見れば青空が、横を見れば唐松が綺麗に並んでいて
楽しく楽しく、(そして一寸だけ辛く)登れました。
中岳のコルが近づくと、そこで休憩していた年配の団体が上から声を掛けてくれた・・。
「さぁ〜頑張ってもうすぐだよ・ここから富士山も見えてるよ・・」
その声に元気を貰って・コルに到着
ここからの富士山はとても綺麗なシルエットでした。
やっぱり富士山が見えると励みになります。
荷物はここに置いて行きなさい、そこは落ちちゃうからこっちが良いよ・・。
20名位かな・・皆さんがとても優しい方ばかりで
「どちらから」って聞いたら
昨日は赤岳に泊まり、一昨日は「黒百合ヒュッテに泊まったらしい・・
「ずっと良い天気で良かったね・やっぱり行いが良いんだわ」って私が言ったら
「リーダー・・がね」だって・・ホントにみんないい人ばかりで
もうこれっきりしか逢う事もない人ばかりだけど
とても嬉しくなっちゃいます。
そしていよいよ私達は阿弥陀に挑みます。
登り始めるとその団体さんは私達が来た道を下って行くのが見えました。
「気を付けて・・・さようなら〜」って大きく手を振ると
「気を付けてね・・・・」ってみんなが手を振ってくれました。
たった10分間の会話でしたが・・楽しかった。。。
又逢えるかも知れませんね・・お元気で・・・。
さて・・
阿弥陀はなかなか手強いです・。
4本の手足をフルに使い、急斜面を登ります。
登山道はしっかりと着いてるけど、ゴロゴロとした石が沢山あり
油断をすると落石に注意しなくてはなりません。
そして一番は自分が石を落とさないように・・注意・。。
山頂は素晴らしい展望が待っていました。
何処を見ても遮るものが全く無くて・・。
穂高連峰、そしてあの辛かった槍が・・・
そして白馬も、富士山は勿論・・雲一つ無い・・最高でした。
山頂を十分楽しんだら又下らないと・・。
ずっとここに居たいくらいの気分です・。
ここからの下りも神経を使いながら・・。
滑るんですよね・・気をつけて〜と思いながら2回転んだ(笑)・・
鞍部で美味しいミカンを頂いて、いよいよ中岳を一登りして赤岳を目指します。
なだらかに登りきってから下って、いよいよ赤岳に向かいます。
遠くから見ると歩きやすそうな道に見えたが
滑るんです・赤岳方面から降りてきた人は目の前で尻餅をつく人が何人か・・。
これは下りに気を付けなければ・
この辺りからなんだかガスって来ました。
権現が雲に隠れてしまって・、赤岳山頂に着く頃は雲の中かな??
(右がキレット方面。左が赤岳方面)
出来るだけ早めに着けると良いな・・。
山頂直下は大きな岩だらけで、クサリを頼りに合わないコンパスで必死です。
「あと少しだから頑張って・・」こんな言葉を貰うと自然と元気になっちゃいます。
あと10分・・・
やったぁ〜赤岳登頂!!
ばんざ〜い!!
記念写真を撮ったら頂上小屋の前でおにぎりです。
なんだか寒くなってきた・・熱いお茶が美味しいよ・。
1時前に下山開始
今回は文三郎尾根を下ります。
噂で聞いていた「怖いよ・・」が思った程でもなく順調に下れました・・が
スッテンコロリン1回!!
ここを登るのはきつそうだね・なんと言っても直登だよ。
下りもクサリとしっかりお友達になっちゃいました。
行者小屋まで約1時間でした。。
ここで一休みをして美濃戸山荘まで・
この辺りから隊長の膝が痛み出しました。
長い下りは相当辛かったようです・。
約2時間下りっぱなしは飽きます・・。
この辺でカモシカに遭ったね、この辺で休んだね・・
そんな事良いながら木の根っこにつまずいたり、石につまずいたり・。
相当疲れてきています・・。
もう少し頑張れ〜〜と自分を励まして・・。
着いた・・・・