鳴虫山(1103.5m





5月 3日
晴れ


東武日光駅(9.50)→鳴虫山登山口(10.00)→神ノ主山(10.40)→鳴虫山(12.00-12.20)→合峰(12.40)→独標(13.15)→憾満ヶ淵(13.50)→総合会館前バス停(14.15)→東武日光駅(14.25)



GWも始まって、最近あまり頻繁に山に行くこともなくなってしまったが
この時期なら「アカヤシオ」をどこかで見たいと考えていた。

上州はもちろん素晴らしいが何度か行ってるので
まだ未踏の山を探してみた。。

駅から歩いて山頂に行けるらしい「鳴虫山」が気になる。
日光も最近行ってないのでちょっと足を延ばして、ここまで行こうと言う事になった。

車で往復一人の運転を考えると、やっぱり電車が気軽だし、せっかく駅から歩いて行けるならと言う事で
電車に決めた。
朝6時に最寄り駅を出発。
GWの前半、後半の中日で、仕事の人も多いようだ。
電車もそれなりに混み、新宿などは人がいっぱい。。

全席指定というので、新宿で切符購入。

実は日光にJRが入ってることを全く知らなかったのだ、東武日光駅行きなのに何故かJRで行くのがちょっと不思議。


全席指定という電車は、快適に目的地まで行けるのが最高。。
それでも所要時間は、家から3時間を超える。

東武日光駅に着いたのは9時29分。
お弁当を買ったり、トイレに行ったり、案内所で地図をいただいたり…

9時50分いよいよ出発。。

いい天気だねー

今朝起きたときは雨音で目が覚めたのだけど、こんなにいい天気になって嬉しい。。

駅から国道に出て駅前の信号を右に(中禅寺湖方面)進み消防署の角を左折し、裏手の志度淵川沿いの道へと出ます。
志度淵橋を渡り右折すると登山口となります。


消防署の角には道標があり、間違うことなく登山口まで進めます。


登山口からはスミレが咲く登山道を、ジグザグに登っていきます。。
ひと登りで「天王山神社」に着きます、そこを通り越すと杉・桧林の中を進んでいきます・・

今日はいつもの私達が登る時間としては、少し遅い時間になりますが
その為かたくさんの登山者に出合います。



急な登りが続くと駅で頂いた「trekking map」に書いてある通り・・相当きつい。。
黙々と登ると分岐に着く、神ノ主山(こうのすやま)方面に左を登る。
神ノ主山(こうのすやま)山頂

今回のルートでは、ここからの展望が一番いいようです・。

左から男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山などの日光連山が見渡せます。

団体さんがたくさんいるので、写真だけ撮って次に進みます。

ここから鳴虫山までのCTは55分・・
眼下に日光市街
この時期の新緑は 惚れ惚れするほどの優しい緑で、
この森林浴に、心も身体も癒され度120点です。
登っては下りの起伏の多い尾根道になり、尾根道に出たときの爽やかな風にホッとします。

足元の木の根に感動すらあります・・芸術的な木の根っこ。

この木の根っこは、昔は火山だった山で、土の部分が少なくて、横に根を出さないと生きていけない為に
このように沢山の根が張ってるとの事だった。

そして根から倒れてる大木もあった・・


この登山道、右と左の木々は全く別物。
左手にある杉、桧は町営の山であり、収入源のためにこの様な木を育てたという。

右は国有林のために雑木林になってるらしい。
いくつのアップダウンを繰り返して進んでいくと、やっと足元にカタクリが咲いています。。
群落しているわけではないけど、登山道に「踏まれるよ・・」そんな危なげな場所に健気に咲いてます。。

これが鳴虫山を過ぎるあたりまで、チラホラと探さないと分からない位ですが
咲いています。。

頭上にはやっとアカヤシオが見えてきました。

ちょっと色の薄い花や濃い花が・・この状態が当たり年かどうか、満開の時期は過ぎたのか・・は分かりませんが
そんな感じで咲いていました。。

帰ってから1週間後にTV放送があった。それによると、どうやら、今年は花が咲いてから雪が降ったりして、
折角の花が落ちてしまったのがたくさんあったそうだ、
今日の花はその雪にも負けずに頑張って残っていた花たちなのだ。

アカヤシオの色は色素が少ないために、花が大きくなるにつれて、濃い色のピンクから薄いピンクに変わっていくらしい。
青空とアカヤシオ 女峰山とアカヤシオ 男体山とアカヤシオ
シロヤシオも咲くらしいけど、全く見つけられませんでした。
日光連山が新緑の間からずっと輝いて見えてます。
朝のうち天辺に雲がかかっていた女峰山も綺麗に雲が取れて。。
まだかまだかと思う程何度もピークを踏んで
やっと鳴虫山山頂です・。

ちょうど12時になりやっとお弁当・・
今日は駅で買ってきた「笹むすび」です。。
色んな味があって美味しかった。。
ちょうど12時になりやっとお弁当・・
今日は駅で買ってきた「笹むすび」です。。
色んな味があって美味しかった。。


山頂の展望台でもあったのか、そんな場所は朽ちています・・。ちょっと危険。

ここからも木々の間から見る日光連山・・。


ちょっとランチタイムをとってから、先に急ぎます・・。
急な下りからスタートです・転ばないように進みます。
こんな階段のそばにもカタクリが健気に咲いてるんです。。
合峰(1084m)まではずっとアカヤシオがきれいに咲いています。
祠のある合峰、展望もない為、休憩はなし。
ここからまたまた急な下り・・。

そして独標に向けて歩き出すと、とてもきれいなカラマツの林から見事に日光連峰が・・
左から男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山



相変わらずの急に下りを繰り返して、独標に着きます。


独標からは、赤土の滑りやすい道が続くので、注意して、雑木林を抜けたら、尾根道をぐんぐんと下っていきます。


この時期ならではの新緑が目に優しいよね。。

フェンス沿いに行くと、憾満ガ淵(かんまんがふち)という渓谷に出ました。


憾満ガ淵(かんまんがふち)
男体山から噴出した溶岩によってできた奇岩、巨石の群れのなかを、大谷川が轟音をたてて渦巻く日光有数の奇勝地です。
春の新緑から、秋の紅葉まで、美しい風光を見ることができます。特に訪れてほしいのが夏。木陰と相まった清流のもたらす爽快感は、いつまでも立ち去ることのできない気分にさせてくれます
東武鉄道沿線ハイキング・ウォーキング・トレッキング情報)より
化地蔵(ばけじぞう)
憾満ガ淵の名物が「化地蔵」。そのネーミングは、渓流沿いに並ぶ何十体ものお地蔵さまを、往きと帰りに数え、その数が合わないことから名づけられたという説が有名です。
ぜひ数えてみてください
(東武鉄道沿線ハイキング・ウォーキング・トレッキング情報)より










久しぶりの遠出の山旅でした。
天気も景色も・・最高の一日に感謝!!



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