丹沢・表尾根から鍋割山へ

12月11日(土)
天気・・晴れ風強し!

ヤビツ峠8.10→二の塔9.20→三の塔9.35→烏尾山10.10→行者岳10.30→新大日11.05→塔の岳11.50
12.30塔の岳→鍋割山13.25→後沢乗越→二俣→大倉バス停15.50

 

12月になったらmilkさんと丹沢に行きたいわ・とのメールをreiさんから頂いた。
昨年reiさんが丹沢デビューしてから早一年が過ぎました。

今年は何処がいいかな・・・と考えていたら、はなねこさんが表尾根から鍋割山の縦走をしたとの事。
昨年大倉尾根から塔ノ岳は踏んだけど、今回は丹沢を気持ちよく歩けて、展望がいい表尾根コースにした。

いかがかな??・・とメールをしたらお任せしますとの事。
ではでは・・・・
私も久しぶりの表尾根です・・。
予報はまぁまぁ・・

長時間のコースの為、この時期は早め早めの行動がいいね・・とreiさんの提案で
7時16分に秦野駅待ち合わせすることにしました。
reiさん・大変でしたね。

我が家からは約1時間弱で秦野駅。
予定通りの時間で・・久しぶりに笑顔で合流。

人数を数えて、臨時バスが出ました。
ここから約40分バスに揺られながらヤビツ峠に着いたのは8時10分。
車道を歩き富士見橋を過ぎ、富士見山荘を右に見て左折すると
いよいよ表尾根の登山口になる。

雲は出てるが空は青空。。。
  


表尾根の縦走は、2005年、潤平さんとtunaちゃんと歩いたのが最後で5年ぶりです。
すっかり記憶も薄れてしまって・・
最近めっきり衰えた体力に、果たしてreiさんと一緒に大倉のバス停まで
たどり着く事ができるのか、非常に心配なスタートです・。



葉が枯れ落ちて木々の間から大山が見える・。
富士山も風が強くて、雲がじっと立ち止まって入られないようで
次々いろんな姿を見せてくれる。





登り始めてから約50分で最初のピーク、
ニの塔に着いた。


ここまでの登りが一番の頑張りどころかな??
ひたすら登って二の塔に着くと、ここからは下っては登り、登っては下りで
いくつかのピークを超えて塔の岳まで楽しく苦しい稜線歩きになる。

二の塔のピークは霜解けが酷くて道がグチャグチャ・ベンチも濡れてるので座る場所もなく、
水分補給だけで先に行く。

   

三の塔までもう少し・・木の階段が続く。
丹沢独特の木の階段・それだけ崩落したり、道が痛んだりしてるという事なんだね。
整備して歩きやすいことに感謝しなくっちゃいけないのかも。

二の塔からは道がグチャグチャで・・田んぼの中みたいだね・なんて言いながら歩く。

二つ目のピーク、三の塔からの富士山・今日はずっと見れるかも。。
そして相模湾が・・輝いてます。。
海が綺麗!!
  

塩大福で一呼吸。。

ここから進む烏尾山の稜線が見える。
あそこまで下るんだ・・。



長い階段があり、鎖があり・・
どんどんと・勿体無いほど下る・・
振り返ると・・こんなに下ってしまってます。

   



3つ目のピーク烏尾山の到着
山荘は三角屋根が特徴だ。



4つ目のピーク、行者岳に着いたのは烏尾山から20。
ここから新大日岳に向かう間は、岩場あり、鎖場あり・・。
やはり5年前とは相当山が変わったように思う。


稜線上は凄い風が吹き上げて、こんな体重があっても、もしかして飛ばされそうな勢いで強風が吹き荒れる。
その為、丹沢名物のガスなんて出る暇はなさそうです・・。
reiさんの声も聞き取れないくらいの風で恐いくらいです。。

行者の岩場の鎖場は5年前と変わらずにやはりちょっと緊張。
ちょっと振り返ると・三の塔からの稜線が・・なんなに歩いたんだね。

 




ちょっと登り返して書策小屋の跡地に着いた。


reiさんが昔TVで見てこの小屋に来て見たいものだわ・と思っていたのに、今はすでになし。
丹沢で1番古い山小屋だったそうです。

鍋割り山のHPにこんな記事が載っていました。

日本最高齢の山小屋 小屋番として88歳直前まで書策小屋を守りぬかれた渋谷書策さんがこの7月10日(金)
午後4時半、永眠されました。 大正5年2月生まれで93歳の大往生でした。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 
 書策さんは戦後間もなく尊仏小屋の小屋番をされその後独力で書策小屋と木ノ又小屋を建設し経営されました。
 木ノ又小屋の方は途中で権利を委譲されましたが書策小屋は文字通り全人生をかけて守り続けられました。 

 山小屋の傍ら書策新道を完成させ丹沢の緑化運動を永年にわたり実践されました。 また竜神の泉は書策さんの発案と実行力で建設されました。 ウィットにとんだユーモアで多くの登山客の人気の的でした。
 名実共に丹沢の顔でした。 生涯をかけて丹沢の為に尽力 貢献されました。 

私は一度もこの小屋番さんにはお会いしたことはないのですが、一度はお会いしたかったですね。
黙々と仕事をなさって、丹沢大好きの皆さんの憧れだったのかもしれませんねー
ご冥福をお祈りします。

書策小屋の跡地からあと一頑張りで新大日の頭である。
そこから約10分で木の又小屋・・
ここは随分前に来た時にコーヒーが美味しいと教えてくれた男性がいて、ここを通るといつも思い出す。


胃がんで入院していた時、治ったら絶対ここのコーヒーを飲みに来ることが一番の目標になり
頑張って治療をして、やっと今日来れました・・そう言って暫く小屋の前でいろんなお話をしたんです・。

あの方も今はきっと丈夫になられて、美味しいコーヒーを何度も飲みに来られてるのではないかな・・。
山に来るといろんな方がいて、いろんな話を聞いて・それだけでもとても有意義な時間を過ごせる気がします。

少しだけ水分補給をして、懐かしいお菓子など頂いて・・あと僅かで塔の岳です。


11時50分塔の岳山頂です・・。
風が強すぎて、寒くて何処でもおにぎりを広げられません・今日は尊仏山荘の中で食べることにしました。
日当たりが良くて、ホッコリ気分でランチです・・。
  

小屋の方々が「お疲れ様!・いってらっしゃ〜い!」と
出入りする登山客にやさしく接してくれます・。

今日はコーヒー【400円】を頂いて・・

何度かここに来た時は、主のような鹿が出迎えてくれたのですが
今日は全く見ることが出来ませんでした。
そしてノンビリもしていられないけど・・・。
ここから鍋割山を目指す。。

金冷しまでは何度か歩きましたが、そこから先は歩いた事がなかったような・

reiさんは初めてだけど、私も鍋割山は2回目・だったかな。
何しろ忘れるほど・・。

結構雪が残ってました・登山道には全く無かったのですが・
   
ブナの道も気持ちよく歩けて嬉しくなります・。


新緑の頃いいかしらねーとreiさんの声に「う〜〜ん」
こちら側はヤマビルは心配ないという人も居ますが、私は絶対ダメ・・。
ヤマビルを好きな人は勿論居ないけど・・出来たら来たくないな。。

蛭ヶ岳も大きく見えますよ・・。



あまり人にも会わずに静かに歩けるのがいいです・・。

鍋割山までは塔の岳から約1時間・。
山荘を表から眺めるだけど今日は鍋焼きうどんも食べません・一度も食べた事がないので
一度はたべた〜い!



山荘前は綺麗に整備されていて、ベンチも沢山あったりして
ノンビリするのはよさそうです・。

ここでは何人かの山ガールに会いました、
とても皆さん可愛くて、町にそのままいそうな子達ばかりでした。
そしてその山ガールと一緒に歩く山ボーイ・・これも恰好がとても素敵!
これからこんなカップルにたくさん出会いそうです。

でも今日はトイレ休憩だけで下ります・・。

途中で何組かの団体さんと出会う。
皆さん鍋割山荘でお泊りとのことです・。
大きなザックを背負ったパーティーは、「宴会だ!」ってとてもご機嫌でした。
忘年山行なのかもしれませんね。


途中2箇所の分岐を見逃さないように下って・・・
後沢乗越を左に・相当急なくだりで、ここまで来ると足も相当疲れてますねー
二股の分岐ではちょっと見逃しそうになって・・

何とか林道に入ってからが・・長い。
ここからバス停まで・まだかまだかとひたすら歩く!

バス停近くになると路肩で、柚子、大根、ジャガイモ・・・等等・・沢山販売所がありました。
バスだからね・・なんて諦めて帰りました。



8時10分ヤビツ峠から歩き出して、バスに乗ったのは約4時でした。
7時間50分・・休憩含めて・。
無事歩き通せました!

沢山歩いて・おしゃべりして、沢山笑って・・楽しい山行・Σd(ゝ∀・)ァリガトォ♪



山域別リスト