蓼科山(2530.3m)


2005.04/30

七合目・一の鳥居(7時45分)〜馬返し〜将軍平〜蓼科山頂ヒュッテ〜蓼科山頂(9時30分)
同じ道を下ります・駐車場着11時30分

ビジターセンター前から蓼科山

先週の花がいっぱいの坪山から、今週は冬山に逆戻りです。。
GWは何処か行きたいな・・と思っていたら偶然に二人の意見が合い、蓼科山に決まった。

4時に出発予定にしていたのだけど、30分遅れで4時30分自宅発。
この時間だともう暗くもなくて、行動するには良い時期ですねー。

相模湖ICから渋滞もなくスムーズに進む。八ヶ岳SA前あたりから、山桜もあちこちに咲き
八ヶ岳、甲斐駒もなんだか大きく見える様な気がします・。

6時40分諏訪IC、ここから蓼科牧場を目指し、そこから夢の平林道に入って七合目の登山口まで。
夢の平林道は、今回参考にさせて頂いたえびちゃんの、四年前のレポートには有料になっていましたが
今は無料になっていました。ビーナスラインと同じ頃無料になったのかも・。。

実は、えびちゃんが掲示板に書き込みしてくれるまで、雪なんて考えていない呑気者夫婦なのでした。
丁度同じ時期に登ったえびちゃんのレポートを拝見して、大慌てでアイゼンの準備でした。

七合目の駐車場はもうすでに10台以上の車が駐車していて、その後から観光バスから20人以上の人が降りてきました。
何組かのご夫婦も準備中です。
私達はトイレに行き、準備運動をチョット念入りにして歩き出そうとした時は
30名近くの団体さんがすでに入山してしました、団体さんの後に付くのはチョット気が重いです・。



7時45分スタートです。
将軍平までのコースタイムは1時間10分。
出だしは歩きやすそうな登山道です。



白樺湖あたりから山頂を見ると、随分雪がありそう・・、それに今年は、4月にたくさんの雪も降ったんだよね。

クマザサが両脇に茂っていても、全く新緑には程遠く カラマツはまだまだ冬気分のようです。
緩やかな坂道を登っていくと馬返しを通過、このあたりで団体さんに追いつきそうです・・

お〜〜いよいよ雪の出番かな。
少しづつ雪の範囲が広くなってきて、雪を避けられなくなってきた頃団体さんはアイゼン装着です。
又これが大変な迷惑で、何処でもかまわず座り込みアイゼンの準備です。
私が歩く道は無いよ・・・。
それでもおばさんは、ごめんなさいの言葉もなく黙々と我が道を進んでいました。。(唖然)



これをチャンスにやっと先に出る事が出来ました。
私達はとりあえずこのまま行く事にしました。
えびちゃんのレポの「キックステップ」ってこういう事なんだろうなーと思う歩き方で・・
雪質はあまり堅くなくて、この歩き方で十分歩けそうです・。

「天狗の路地」の標識を見つけて、チョット路地に入ります。
見事に北アルプスが見えます。
「わぁ〜雄大だな・・」って言ったら、側にいた山やさんらしき男性が、「雄大な景色はシャモニーで味わってください」って。。
味わいたくても簡単には行けませんよね。。



益々急坂になってきている、前の人の足跡を頼りに進むのだが・なかなか足が合わない。
それでも頑張るゾー
この辺で振り返ると、煙を上げた浅間山が・・
今日は最高なお天気だよ。。。
雪焼けでもした様に、顔があつい・・多分焼けたんだと思う・・
汗が流れる・・私の汗は「カラスの足跡」を伝わって目に入る・
これが始末に悪い・・目が痛い・ハチマキすれば良かったわい。

やがて将軍平に到着・・やっとかな。。ホントにやっとでした。。

蓼科小屋 将軍平から蓼科山

ここで山頂から降りてきたカップルに会う・・山頂から10分で降りてきたんだって・・凄いね。
ここから30分だって・・ホントに行くのかな??
まだアイゼン付けてないんだけど大丈夫かな?

ここからが大変でした。
ズルッと・・何度滑った事か・・足跡をついていっても何故か滑る・・
前出の男性と、追いつき追いつき・・
これはアイゼン必要だな・・な・な・なんと・・その言葉を聞いちゃうとダメなんだよね。。
それだはチョットだけ平らな所で付ける事にしました・。
でもね・・つけたのに、とってもよく滑ります・・。
ただひたすら、下を向いて黙々と・・もう少しもう少しと思いながら
我がダンナさんは、何処まで行ったやら・・・
岩だらけの道も苦手だけど、この雪も大変だったぁ〜〜〜。
こんな急坂でした。


北アルプスが見えてます。。
ここを越えれば、山頂ヒュッテがある





ここから山頂の三角点までが、岩だらけです。
バランスの悪さ、脚力が無いという事なんでしょうか、なんか辛い岩歩きです。
この岩歩きをいかに克服するかで、私の行動範囲も広くなるかな・・

この先は全く雪がない・・ここまで極端に雪と岩の境目がある。

三角点に9時30分到着。

大阪から来たおばさん・・
「兄ちゃん、あの山は何??」て人なつっこく聞いて居たのに便乗させてもらいました。
その兄ちゃん(笑)は、右から
千丈、北岳、甲斐駒、鳳凰三山・・等々・・丁寧に教えていました。(写真はちがいます。・・)

目の前に八ヶ岳もド〜〜〜ンっと控えています。

良い天気だね・・展望も最高・・岩の上でゴロンとしたくなる位の陽気でした。・
1時間近くもノンビリしてしまい、10時30分下山開始です。

しっかりアイゼンも付けて出発で〜す。

さっき登ってきた急な坂は、ビクビクしながら下り出します、そのうちに勢いついて
なんだか楽しく降りられる様になってきました。
将軍平まではあっと言う間に・・さてここであの団体さんと一緒になりました。
山頂に来て記念写真を撮っていたのは気がついたのですが、随分早く下山をした様だった。
暫くは団体さんの後に着くより仕方なく、ゆっくりと下ります。

天狗の路地まで来て、やっと抜け出せました。
下りは早いです・・やっぱりアイゼンのお陰の様です。

この辺からはたくさんの人達が入山してる様なので、雪道がグチャグッチャになってます。
少しづつ雪が少なくなって、気温が高くなって・・
あ〜〜あ、もう帰って来ちゃった!!
11時30分駐車場着。

楽しく〜♪気持ちよく〜♪・・歩けた蓼科山
最高でした!!


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