鳥海山(2236m)2度目の挑戦


2015.7/3(金)・7/4(土)・7/5(日)


大好きな東北に行って来ました。2012年賽の河原迄歩き 雨に負け・風邪ひいて帰って来てから気になっていた鳥海山、
やっとやっとリベンジ出来ました。今回も大人の休日クラブ利用してお安く実行します。

7月3日

この梅雨時、雨を気にしながら毎日を過ごし出発の朝はしっかり雨。


新幹線で新潟に向かう途中からは青空も見えて嬉しい予感、そこから「特急いなほ」で酒田迄、いなほから見る海岸線は笹川流れ。

  

本間家旧本邸見学

樹齢400年を超える赤松。
本間家ではこれを、門かぶりの松とも呼んでいます。



今夜の宿は
鳥海温泉 遊楽里



そして1日目は、少しの観光と美味しい食事のホテルで素晴らしい夕陽を見ながらお休みなさい。








鳥海山登山


4日・・・:鉾立登山道口(8.20)⇒展望台(8.28)⇒賽ノ河原(9.37)⇒御浜小屋(10.15)⇒ 御田ケ原分岐(10.55)⇒八丁坂(11.4)
⇒七五三掛分岐(11.30)⇒分珠岳(12.18)⇒行者岳(13.15)⇒七髙山・小屋分岐(13.35)⇒頂上御室(13.50)~~~~~新山:鳥海山山頂

鳥海山は秋田と山形の県境に位置してることから山形県では出羽富士、秋田県では秋田富士と呼ばれてる。
スタートは秋田県そして少し歩くと山形県。

小屋泊まりの今日は食事を済ませゆっくりスタートです。
象潟口より鳥海ブルーラインを走り鳥海山の登山口の鉾立大駐車場、鉾立は鳥海山5合目で標高は1,156mです





鉾立には国民保養センター(稲倉山荘)や、鉾立山荘、TDK小屋(東雲荘)、ビジターセンター(売店&食堂)などの施設が整っています。

すでに日帰りの人達と思われるたくさんの車があり、この時間は若者と一組の登山者だけ。
登山届けを出してゆっくり、なんとか降られな様にの願いと共にスタートです。
40分、40分、1時間で要所毎のポイントチェックを頭に入れて、
今回はコースタイムはとても無理なので、一応休憩ポイントを目指して歩きます。

歩き出して間もなく展望台に着く。
奈曽渓谷、白糸の滝が今日は見えます。



この辺りで雪出現、前は全然なかったって思ったら、前回は秋の大人の休日クラブ利用して来たんだっけ。
 


石畳の緩やかな登りを進んで行くと前回の撤退の賽の河原迄来た。さぁさぁこれから楽しみです



雪渓を越えてると、ふわっと吹く風が爽やか・・まだ続く石畳の登り道、
最近思うのは昔みたいにガンガン息を切った登り方が無理になって来た、あんな登り方で登る楽しみ方も勿論たくさんあったけど
、それが出来なくなった今の動きもそれはそれでいいじゃないかと納得出来て嬉しい。

足下にはマイズル草が沢山顔を見せてくれて、ツマトリ草、ゴゼンタチバナ、ミヤマツボスミレなどの花が沢山咲いている。
花の百名山と言われるだけあって、これから先のお花畑が楽しみです。

石畳の後は石の階段が続きます。

仙台から日帰りで途中から引き返すと立派なカメラを構える男性に聞くと
三つ葉オーレンかなと思った花が、
「越路黄蓮」 「三葉の梅花黄蓮」 だと教えていただく。
この辺では月山でも見かけるとの事。


その男性と追いつ離れずで登って来ると鳥居が見えてくる。
御浜神社(御浜小屋)に至った所で吹浦口、長坂道の登山道と合流する。御浜小屋に出た。


トイレ休憩して下を見ると・・
鳥海湖・・見えました。
その先には月山の森のピークが
ここにはたくさんの登山ルートがあって上から見るとはっきり登山道が続いています。

前回も鳥海湖までは来たかったと、先程の男性もここまでとか・・
下りに会った女性も鳥海湖まで・・と。皆さんの目的の展望場所のようです。

          (行く時はこんな感じ)                鳥海湖・鍋森・笙ヶ岳        (帰りの鳥海湖)


ここまで来たら雨粒??
それにやっぱり降るか・・と言う空模様。。
鳥海湖は見えたりガスに隠れたりだったけど
ここから別世界がスタート。
一応雨具コートだけ着て進んで行く。
結局雨はこれから先も全く降らずに、それでも雨コートは最後まで・・と言うか次の日も駐車場まで脱ぐことができませんでした。


それではこの辺で見事な可愛い花達を

ゴゼンタチバナ

イワテトウキ

コシジオウレン

ミヤマツボスミレ

ベニバナイチゴ

オオバキスミレ


どんどんお花も増えてきてワクワクです・・。
御浜小屋から御田ヶ原分岐過ぎ 下ったり登ったりしてもこんなにお花が咲いていたら全然疲れません(本当?)






ニッコウキスゲ咲き出しましたが、まだまだ蕾が多くて、これ一斉に咲けば感動間違いなしですよ。


  

鳥海アザミはまだ蕾です。



鳥海アザミ

この辺りはお花畑が広がり、気持ちいい稜線歩きで、中々前に進むこともできません。

  

鞍部の御田ヶ原分岐で合流のポイントがある。


ここを過ぎてきつい登りの八丁坂が始まる。



奥に見える新山

 

やっと七五三掛に到着
ここから僅か登ると、深山までのルートが2つに分かれます。
「外輪コース」「千蛇谷コース」に分かれる・
どちらがいいのかわからなかったので、登りは外輪コースで行くことにした。



これが見るからに厳しそう・。
文殊岳を過ぎて、伏拝岳、行者岳をアップダウンの繰り返し・。
少し危険そうなところもあったけど・・アッ谷を覘くと勿論危険です。。


  

向かう道・・・・・・                                                                      今来た道を振り返り


  
こんな処を歩いて行って・・

文珠岳・伏拝岳・行者岳を、登って下って登って下って・・・・
 
この頂を何度も越えていくのです。。

まだ・・まだ・?と中々着きません・。

それでも花は咲く・・

 
ガスが多くて・・展望があったら素晴らしいでしょう・・。

そろそろかな・・と思っていると・小屋・山頂方面と・七髙山の分岐が出てきて・。
凄い所を下ってまだ先、雪渓を横切って小屋が見えてきます・。

 
やっと到着。
大物忌神社山頂本殿です。
これは山小屋と言うのでしょうか・
神社の一角をお借りしたと言うか・・

非常に疲れた私達は個室があると言うのでそれをお願いした。
個室と言うか、昼は美術館になってるらしい・・。

北アルプスの小屋は素晴らしいですが、ここは全く比較するべきではありませんよ。。
宿泊の受け付けは宮司さんが。。


新山と頂上小屋

それに・・談話室と言う所が無い・・もちろん部屋に暖房なんて山ですから有りません・でも談話室と言うか、
みんなが集まれる部屋があったらストーブもあるけど、その部屋が無くて
居場所は寒い寒い部屋だけ、そしてなんと・・敷布団が無く、毛布だけ15枚くらいあったのです・。
これどうやって寝るんだろう・・。

着いて寒い寒いと何も動けす・・
毛布3枚敷、毛布3枚掛け、フリース、雨合羽上すべて着込んで毛布に潜り込む。。

これクレームもないのかしら?
真夏なら快適なんだろうけど・・
そんなこんなでじっとしていても仕方ないし・・明日の天気も解らないので
山頂を目指すことにした・。
これが凄いわ・・

岩好きとすれば相当楽しい・・。
この時間上ってくる人もいなくて20分で山頂踏めました。。


     



記念写真・



朝も夜も5時半から食事との事。。
お茶は小さな紙コップに1杯だけとの事。。

山なんだからそういう物なんだろうな・・山小屋で贅沢ってあんなヌクヌクできるはずないのかも・と考えさせられました。。
そして・トイレに行っても、水も使えず・・
夜・朝の顔も洗えず・・。
尾瀬のお風呂なんて最高の贅沢だったのですわ。。




昨日歩いた外輪尾根
翌朝は食事が済んで早々とスタート。
今日は千蛇谷コース雪渓を歩き、外輪コースの分岐手前まではどんどん下りです・。

鳥海山ありがとう~~さようなら



左が新山・・・右が外輪、昨日のルート


名残惜しい・・振り返ってばかり…

外輪コーストの分岐地点まで来ると大勢の人が登ってきました。

一番最初に出合った方は登山口3時に出てきたそうです・・ビックリ!
この山は日帰りが多いですねー
皆さん健脚、私達よりもはるかに年上と思われる方・4時半に登山口を出たとか・・どのルートだったか聞かなかったけど
凄い健脚。。



もう一度振り返り・・さようなら

もう何度も登ってる方も多い山のようです・。
今年は雪が少なくていいとか・・去年はどうだったとか・・・
人気の山なんですね。。

大きな山でした・・鳥海山

花の百名山と言う事で、見事なお花畑でした。
    




最近隊長と歩く事も少なくなりましたが、リベンジの山で、二人とも元気に翌日は仕事に行けました。
のんびり、のんびり楽しく歩けば何とかなりそうです・・
これからものんびり歩いて行こうと思います・・が、隊長はどうなんでしょうか??(笑)





 





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