焼岳(2455m)~西穂独標(2701m)


2004..
10月1日~10月2日

1日目

沢渡駐車場(5:45)~中ノ湯バス停~登山口(6:00)~りんどう平(7:40)~合流(8:10)~山頂(9:55)
焼岳山頂(10:30)~焼岳小屋(11:40・・12:00)~西穂山荘(3:30)


北アルプス唯一の活火山、いまも噴煙を上げている。
昭和27年の爆発以来登山禁止だったが、平成2年11月に登山禁止規制が緩和された。

ルートは、中ノ湯、上高地、中尾温泉から伸びている。

山頂で会ったおじさんが教えてくれた、
「私は50年前に来たんだ・・何年も入れなかっらからねー」・・って・

上高地に来ると、真っ先に目に入ってきます。
日帰りコースとして人気が高い山だそうです・・

今年は、何もかも速いスピードで季節が変わっているようです。
秋の山行きは、前から行きたかった焼岳、西穂高岳の縦走コースに決めてみた。

前夜の11時に沢渡駐車場着。
まぁー寝れそうにないけど・・・
寝た気もまったくしないまま、朝になってしまった。
5時40分発の上高地行きに乗車。
中ノ湯バス停は、釜トンネルの入り口に入ってから下ろされた。
釜トンネルは、もうすっかり新しくなったものと思っていたが
昔のままで、半分は工事途中らしい。。
少し戻って、ト伝の湯を少し過ぎた所に登山口。


6時出発・・第一ベンチがすぐにあったらしいけど、見逃してしまったようだ。
いきなり、登りっぱなし・・ジグザグに登りが続く。
最初から、こんなにバテバテで大丈夫??

この時期は、勿論花もなく楽しめるのは、こんなに赤い実が・・・


背丈程の笹が、朝露に濡れて歩くたびに
ズボンはビショビショになってしまいます。

ピッタリと肌にくっついて、
とっても歩きにくくなってしまいました。


休めそうな場所もなく、立ったままで休憩、水分補給をして・・
とにかく登ろう~~~♪

そう言えば、昨日の天気予報で、
年に何度かの最高のお天気と言っていた。
そうなのよ、本当に最高の天気になったようです・・・・


7時40分・・第2ベンチ(りんどう平)到着。
しっかり色づいています・・燃えてるでしょう・・。

ここから僅かで、中ノ湯駐車場との合流地点です。
合流地点・・丁度2人連れの男性が現れた。
そちらは如何ですか??
ズボズボ足が潜っちゃうよ・・靴が泥だらけ・・。
なるほど・・・・

ここでしっかり休憩します。
この辺りから素晴らしい景色が・・



私は、焼岳とはこんなに素晴らしい山だとはまったく知りませんでした。
大正池から見る、ただ平凡に見えていただけの山だと思っていた事を
申し訳なく思っちゃいました。


緑一面の、気持ちのいい草原のような中に、真っ赤に色づいたナナカマドが
ポツンポツンと見える風景がたまらなく良いんです。

同じ場所に立って見る景色も、正面は岩肌が荒々しく、・・・
斜面をジグザグに登っていくと鞍部に出る。

鞍部からひと登りで山頂(北峰)・・

焼岳山頂からの眺めは最高でした。
笠ヶ岳、穂高連峰が目の前に・・
気持ちの良い風が心地よい。

焼岳サイコ~~~

甲斐駒の間から富士山も見えてるよ・・って教えてくれたのは、50年ぶりに登ってきたおじさんでした。
ノンビリノンビリ山頂で過ごす・

これから西穂山荘に向かって出発します。
火山礫と砂地の歩きにくい、滑りやすい下りです、落石に注意しながら・・
時々硫黄の臭いのする噴気口があったりします。

約1時間で、焼岳小屋着・・小屋の手前を左に入り、西穂山荘に向かいます。
小屋の前を直進すると上高地に下るようです。

焼岳小屋から割谷山~槍見台を通って山荘まで・・
この登山道はあまり手をかけてないらしく、笹が育ってしまって道が見えなかったり
笹の根っこが滑りやすくなっていたり・・このルートを利用する人は少ないのでしょうか・・
3時間以上のタイムも、逢ったひとは若者が2人だけ、こちらから向かう人には誰にも会いませんでした。


急な登り、下りも無く・・ぬかるみに足を取られながら、何度かの上り下りを繰り返して、
やっとやっと・・山荘に着きました。


やっぱりこれかな・・・

布団に入って上を見ると・・なんと、星空が見える。
カーテンもなくガラス窓からは外が見えて、ビックリする位の星が・・
降っていました・・☆ ☆ ☆
今夜はぐっすり・・・オ(*゜o゜*)ヤ(*^0^*)ス(*゜▽゜*)ミィ(゜-^*)ノ~~

2日目

西穂山荘(5:55)~西穂独標(6:55・・7:15)~西穂山荘(8:05・・8:30)~上高地(10:40)

朝で~~す。

夕べから風の音が強いな・・と思って朝起きるとまったく何も見えず・・ガスガス・・。
これで行けるかな??
天気予報は下り坂のようです・・朝食はお弁当にして頂いたので、6時前に出発する事が出来ました。
予定は西穂高岳までの予定で出発しました。
小屋の前から西穂高方面へ

丸山を越えて上に行く程段々とガスの中・・。
ヒューン・ヒューンと風の音がなんだか懐かしい気がする。。

独標の下部

独標に向かう登り・・

ここを登って行くと、目立たない所に落雷で亡くなった松本深志高校の慰霊碑があった。
軽く手を合わせて・・すぐ独標の頂上です。


何も見えないけど・・
先に来て居たご夫婦も考え中とか・・
これで行ってもねー何も見えないのかな~
どうしようか・・少し考えていたら、後から来た人達はみんな西穂に向かった。
もうちょっと待ってみよう・・
待っても待っても空は何も見えず・・・

今回は戻る事にした。
天気の良い時に又来ようね・・・

独標から西穂山荘に戻り道

山荘に着いてから残りのおにぎりを食べて、さぁ~上高地に向けて・・・
下りっぱなしの2時間・・中尾根
この西穂高登山道を上高地から登ってくる人はたくさんいました。

今回も良い山歩きが出来ました。

久しぶりの上高地は、相変わらず観光客で大賑わいでした。
梓川の流れも変わらず・・綺麗な水でした。
沢渡の駐車場に着いてから、目の前の「さわんど温泉・」に貸し切り状態で・・


楽しかった2日間・・のこんなに素晴らしい景色をご一緒に・・。

           山域別リスト