白馬岳

登山日  2002年8月5日〜6日
標高
2932m
天気   晴れ

念願の白馬岳登山。
猿倉から登るのは初心者でも大丈夫・・・・・等と教えられてその気になってしまいました。

猿倉〜白馬尻(コースタイム1時間)

此処まではペンションのオーナーが送ってくれた。30分の車中での会話は嬉しい予感がいっぱい。
このガスは多分晴れるでしょう・・。今、ヘリコプターが飛ぶ準備をしていた、これは晴れの予感です。

そして大事な事・・夕べの雨で地盤がかなり緩んでいる、落石に十分注意をするように・・あまり後ろを振り返らずに、
常に前からの落石に注意する事。
6時半猿倉着。登山届けも始めて提出。

猿倉山荘前にはいくつかのグループがラジオ体操を始めていた。
私達も憧れの白馬岳を目指して準備運動を始める。

歩きやすい林道、一昨年にも此処までは来ていた。
その時には、白馬岳に登る事なんて全く考えていなかった。

紫陽花が咲いていた。高山植物に期待をかけるようにたくさんの花が・・。

予定通り1時間で白馬尻着。


白馬尻〜葱平(コースタイム2時間)


アイゼンデビュー・・思ったよりも歩くのは安定していた。
夏休みと言ってもそれ程の混雑もなく
雪渓の上の渋滞の列は無かった。
素晴らしい青空に恵まれとても涼しい風の中雪渓を歩く。
遠くから見ていた時にあの角度、雪の上を歩くのは大変そうだったけど
歩き出してしまえばそれ程でもなかった。

初めは緩やかな角度でゆっくり足慣らし・・・
大雪渓からの風が気持ちよかった。
何処からか、ゴロゴロと大きな音がしたり、ザーっと砂の落ちる音がしたり
結構気にしながら、また此処を降りてくる人とのすれ違いに
気を遣う、アイゼンもつけず颯爽と登るおじさんに心で拍手・。。。
ちょっと後ろを振り向くと、ガスが一面に追いかけてくる。
そのうち越されるかな・??
などと思ってもいつの間にか消えていた。
3号雪渓の合流の辺りは未だ余裕で歩けた。
4号雪渓の合流からあと200m位になると息が上がってきた                                       
・・ちょっと苦しい。。
もう少しもう少しと励まされて、やっとアイゼンが外せる所まで来た。
葱平・・アイゼンを外し小休止。

葱平〜お花畑(コースタイム2時間)
雪渓が終わると村営白馬岳頂上宿舎まではキツイ。
ジグザグと急な登りをダラダラと登っていく。
口数も段々減ってきた。
キツイ・・・。
何処までも続く・・・途中何人かの指導員の腕章を着けている人にあった。
昨日は雨で、今日は最高です・・風がちょっと強いですが・・。
本当に最高です。

色とりどりの花も見事に咲いて疲れを和らげてくれています。

ハイジが出てきそうなお花畑・・あ〜〜此処にゴロンとしてみたい・・
そんな気持ちを知って過知らずか、先ほどのおじさんの目がキラリ。。

あと何時間・??
聞く事はそればかり・・でも歩けば何時かは。。

避難小屋から左の方に杓子岳の天狗稜と呼ばれる岩肌が
見えている、凄いなぁ〜やっぱり目の当たりに見ると感激でした。

立ち止まりながらも何とか、村営白馬岳頂上宿舎が見えてきた。
もう一息で・・。

やっとの思いでたどり着く。
右を見れば、私達の今夜の宿、白馬山荘がデーンっと構えていた。

村営白馬岳頂上宿舎で小休止。

水場で水を詰めて来た。
とっても冷たくてスッゴク美味しい。

さぁ〜もう少し・・ここから20分で到着。
その途中、九州からのおばあさんとお話しした。

白馬山荘に今夜泊まり、明日は朝日岳、日本海に抜けて帰るんだって。
このおばあさんの年まで私は元気に登れるかな??
多分登れないだろうなぁ・・。


12時40分白馬山荘到着。
あ〜〜寒い。

受付を済ませ、部屋の番号を聞いて、とにかく荷物を下ろしたかった。
2号館の225号室〜
入ってみると畳2畳、布団が敷き2枚、かけ3枚・・此処は3人寝る部屋なんだ。
窓もあるんだよ・・天窓のような2重窓で背伸びをしてやっと外が見える。
例えは悪いけど、刑務所の窓みたい・・って感じかも。
今日は随分人が少ないらしい、1500人収容の山荘が半分も居ないようだ・・。

荷物を整理して、汗を拭いて着替えをして・・・
個室はこれが嬉しい・・入ってくる人も居ないから気にする事もないし。
今度も個室があればそれが良い・・・。


それから念願の白馬スカイプラザ・・・。
まずビール、ケーキと紅茶、おでん、ソーセージの盛り合わせ・・
あ〜〜スッゴク美味しかった。紅茶は追加でお代わりしちゃった・・。


        

ここから見る山並みも何と表現して良いか〜〜。
このままずーっとこの場所を動きたくなかった・・。
風が強い・・ガスがかかったり切れたり、飽きる事はない。
1時間以上もここに粘って・・・・。
売店を覗いてちょっとだけ買い物をして部屋に戻った。
部屋の鍵は内からはあるが外に出る時は無い・・。
貴重品は持って出るように・・。

部屋に戻って、(天)窓から外を見てると
綺麗に晴れてきた・・じゃー白馬岳に行って来るか・・
・・と言う訳で登ってきました。
突風で、飛ばされ無いように・・。

白馬山登頂・・ばんざ〜い

山頂からは、杓子岳、鑓ガ岳、丸山、朝日岳・・
明日下る、栂池方向全て見えていた。
能登半島、日本海・・素晴らしい天気で・・自分がここにいる事が信じられない位。
たくさんのネットの仲間のお陰で、こんな所まで来れたんだぁ〜
その気にさせてくれたり、情報をたくさん教えてくれたり・・感謝です。


そろそろ夕食です。
おみそ汁が美味しかった・・。

豪華な夕食・・食べるのが忙しくてカメラを構えるの忘れた・・。
でも美味しく頂きました・・。

後は寝るだけです・・夕陽が見える頃はすっかりガスの中。
ゴーゴーと風の音を聞きながら寝れると良いなぁ〜と
お布団に入りました。




白馬山荘から栂池へ


山域別リスト