立山(3015m)・剱岳(2999m)

2008/08/05
2008/08/06

コース 

(8/5)室堂(9.10)→一ノ越→雄山(10.45−11.20)→大汝山(11.50−12.10)→真砂岳(12.50)→
    別山(1.40)→剣沢(2.40ー3.00)→剣山荘(3.40)
   
(8/6)剣山荘(4.45)→一服剣(5.10)→前剣(6.05)→剱岳(7.45−8.00)→前剣(9.15)→一服剣(5.55)→剣山荘(10.10)
   剣山荘(11.00)→剣御前小舎→雷鳥平→雷鳥荘→室堂(2.40)
    

1日目
今年の夏休みは8月2日から、
山に行くならお盆の混雑を逃れて少しは快適な山旅になりそうな・・。

去年鹿島槍から見た剱岳、なんとも堂々たる立ち姿に感動さえ覚えた。
そしてここに登ろうなんて事は考えも及ばなかったが
「来年は俺の○○を記念して剣に登ろう」なんて事を口走ってしまった夫の言葉を
私はしっかりと聞き逃さなかったのだ・・

そうは言ってもあの剱岳
とても私達の技量では難しい山ではないか?

ネット仲間のレポートを参考にさせていただいたり
大丈夫だよのROCKYさんからの励ましやら
つい前の週に行った副長さんのアドバイスとか
reiさんからたくさんの質問にお返事を戴いたりしても
やはり心配が半分以上・・・。

ガラガラ空きの駐車場
それでも楽しんで来よう・・・と決めて
自宅を8/5の午前2時に出発した。

土日、祭日、お盆休み・・どれにも当てはまらず
扇沢からのアルペンルートの始発が7.30の為室堂に着くのは
9時過ぎてしまった。。


今回は剱岳が勿論メインなので雷鳥沢を越えて剣山荘までと
当初は考えていたのだが、折角なので立山三山を経由しても時間的には
1時間位の違いとの事だったのでそちらを登っていく事にした。
去年の社員旅行でこの景色を見たはずだったが
今日また違った気持ちで見上げる事になった・。

相変わらず室堂には観光客がすでに大勢出ていた。
これがお盆ならまた一段と人数が増えるのだろう・・。

ここから一の越まで緩やかに登っていく、
途中は何本かの雪渓を進み、回りには花が散ったあとのチングルマが
群生していました。

今どこもお花が楽しめて元気が無くなってくると
後押ししてくれる気がします。
一の越に着いて一休み・・・

今日はたくさんの学校からのグループが目立ちます・
出来るだけこのグループの後につかないように様子を見ながら
歩き出します・。

一の越を過ぎてからは雄山を目指して急登です。
信仰の山は登る人の顔ぶれがいつもと違う気がしました。
おじいさんおばあさんと孫と夫婦と・・

険しい登りでも私の後から登ってきた女の子は4歳とのことでした。
とても元気で・・子供は凄い!!

眼下を見下ろせばあの室堂平
一の越から1時間ほどで雄山山頂。
奥に進むと山頂に神社がありここで立山頂上登拝をしていただく。
500円也・・。

この神主さんのお言葉が中々面白い。
「老若男女がこの立山をよじ登り・・・・」
あ〜あ成る程よじ登ってきたわ・・(笑)

そしてお神酒を戴く・・このお酒の飲めない私にはたった舐めるほどしかないお酒だったが
足元がふらつき・・歩けるか心配になった・・・
酒が好きな夫はあんな少しの酒を上手に入れるものだと・・・(笑)

いつもなら階段に順番を待つ列が続くようだが
今日はそんなことも無く20名ほどがお祓いを受けた。


大汝山の山頂
これから大汝山に向かう。
この辺りから下からガスが出てきて
周りが見えなくなってきた・

立山最高峰 3015m大汝山に到着
記念写真のあとそこを降りて広いところでお昼・・。
風が冷たい・・・。

ここから真砂岳に向かう

周りも殆ど見えない・
副長さんのレポと同じく先を歩いてる人さえ見えない・。

このまま行ってもなぁ〜
そう思っても巻き道もないし・・進む以外はないのだ〜

何も見えない
別山からの剣が素晴らしいとの事を聞き是非見たかった・・。

まだ雪がこんなに・・



この辺りから何度か雷鳥に遭遇
なに思う??
遠くを見つめる雷鳥の親子


別山を過ぎるとやっと剣沢に下る、ガンガン只ひたすら下る・
まだ下るのという位下りっぱなし。
1時間も下りっぱなしは相当にきつい。
別山で出会ったご夫婦のあとをひたすら付いて行く。

なんかはっきりした登山道も無く雪渓と平行して下っていく。
やっと雪渓を渡ると剣沢のテントが見えた・・
そしてこのテント場で出合が・・


北岳に次いでまたしてもtunaちゃん登場です・。
彼女はこの夏別の予定があったが、そちらの都合が悪くなり急遽私達に合流する事になった・。

剱岳は秋の予定だったが どうせ行くならご一緒に!
どなたかのフレーズを借りて
「立山で会いましょう」とこのテント場で会うことになった・・。
さわやか信州号で直接室堂に入山した彼女は同じルートを辿り
1時間位前に着いたらしい・。

ここでしばらく話をしていると、突然ガスの切れ間から見えた剱岳に
思わず鳥肌が立つくらいに明日の挑戦が不安になってきた・。

早朝4時半に剣山荘を経つ事を約束してテント場から剣山荘まで見送ってくれた。





剣沢小屋から40分位離れたところにある剣山荘に着いたのは
4時近くなってからだった・。

受付を済ませてちょっと談笑。
あの山 本当に登れるんでしょうか?
受付のお兄さん・・
「大丈夫ですよ・道はありますから・・」
笑っていた・

廊下、階段等ずらっと並んだザックはさぞ混んでいるのではと思っていたが与えられた部屋は8人部屋に後からこられたご夫婦と4人でゆっくりと出来た。

ここは雪につぶされて昨年立て替えられたとの事だったがすべてが新しく木の香りがして素敵なところだった。

ご飯がとても美味しくてすべて完食。こんなお米の美味しい小屋も初めてだった・。

オーナーさんの純朴な感じの語りもとても暖かくて、それがスタッフの方々にも通じて
今までいろんな小屋に泊ったけどベスト1の小屋だと思いました。


明日も晴れるかなー

いよいよ剱岳・・


二日目へ


山域別リスト