【一日目】 2006.8.12 上高地バスセンター5.45→明神館6.35→徳沢7.35→横尾8.40→一ノ俣橋9.45
槍沢ロッジ10.25〜10.45→水俣乗越11.45→水沢1.30→槍ヶ岳山荘4.05
【二日目】 2006.8.13 槍ヶ岳山荘5.30→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘6.25
槍ヶ岳山荘6.50→ヒュッテ大槍7.30→槍沢分岐8.50→水俣乗越9.30〜9.45
→槍沢ロッジ10.35→一ノ俣橋11.15→横尾12.05→徳沢1.10〜1.50→
上高地バスセンター3.40→駐車場4.15
今年の夏は「槍ヶ岳」
それは私の思いこみのまま決行された・・(*^_^*)
七月に北岳に行く予定を立てていた。
雲海に浮かぶ富士山がどうしても見たくて・・・
予定の時期に集中豪が続きアチラコチラで被害がでる・・
どうにも予定通りの登山は無理だろう・・と言う事になりサッサと諦めてしまった。
しかし我が隊長は、その北岳が夏休みに持ち越されると思っていたらしい。
普通に考えればもっともな事だけど、私とすれば夏休みは是非とも北アルプス。
そして 去年の北穂から見た格好いい槍ヶ岳に是非行きたいと思っていたのだ。。
私の「言ってなかったけ」の言葉と「聞いてないよ」の言葉が飛び交う・・
思いこみの激しい、我が儘な奥さんに振り回される隊長もたまったものではないね。。
結局、なんだかんだと言いながらも槍ヶ岳に決まったのだった。(ノ∇≦*)キャハッッ♪
そして今回はtuna隊員も同行。
何しろ一番若い頼れる隊員の同行に安心!!
天気予報によると、私達の行動日だけ何故か晴れマーク無し・・。
「なんてこったぁ〜」
11日に仕事が終わり、当日は退社する子の送別会があったのだが
それを丁寧に断り早めに就寝・・まったく眠れない・・
日にちが変わるころ、12時40分自宅発。
高尾駅でtunaちゃんと合流。
相模湖から中央高速に乗る、なんと渋滞まではないけど車は繋がっていた。
八ヶ岳SAには3時着、4時前に松本IC。
沢渡上の駐車場に着いたのは始発のバスが出る少し前。
あと5分でバスが来ます・・と言われて始発に乗る事が出来た。
いよいよ上高地
上高地のバスセンターに着いたのは5時30分。
登山届けを出してベンチで朝食を済ませ5時45分、目指す槍ヶ岳に向かって歩き出す。。
今日は何処まで行けるかがポイントです、槍ヶ岳山荘まで行けるか、殺生ヒュッテまでか??
青空が見えてきた、予報は外れたかな。
こんな早い時間でも河童橋は夏休みの為か大賑やかです。
明神、徳沢、横尾と順調に進む。
横尾から真っ直ぐ進む槍沢方面は初めての道。
槍見河原で初めて槍ヶ岳を確認、
遠いぞ〜あそこまで行くんだなー
先日の集中豪雨で梓川も大変な痛手を受けたようで、
川の中程には、たくさんの大木が根っこをつけたままひっくり返っていました。
一の俣橋で休憩
河原の水で手を洗うと切れてしまいそうに冷たく澄んでいる。
随所で休憩を取りながら
槍沢ロッジまではそれ程の登りもなく、順調に進んでいく。
上から降りてきた人達と、これから登っていく人達が
期待と満足の顔でゆっくり休んでいる・。
ここからババ平のテント場まで・・
最高の景色だよ〜
雪解け水が滝を作って何本か道筋を作ってるのが見える・。
この辺りから足元も悪くなる、少々疲れが始まりそう・・
(・-・)ん?なんかポツン・・と落ちてきたか??
水俣乗越11.45。
ここで昼食を〜。上高地を出てから6時間。
予定より30分早い。
最高の景色に会えて・('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)ウンウン
しっかりご飯を食べてると、本格的に降ってきそう・
ザックカバーを付けて雨具の準備。
まだ合羽は良いかな・・なんて歩き出す。
歩き出して間もなく遠くからカミナリの音が・・
隊長曰く、「2時間早すぎるなー
雨も降ってきてカミナリも鳴り響き・・
合羽を着てカミナリを避けながらオドオドと歩く・・
ピカッーと鳴ると、このカミナリが早く通り過ぎる事を願いながら・・
随分長い間ゴロゴロゴロゴロ・・・雨も随分強く降っている。
ここまで歩いてきて相当つかれた身体に雨は辛い・・。
合羽を着て雷を避けてただ歩くだけでも相当な体力消耗。
手が冷たくなってきた・。
天狗原分岐を過ぎて間もなく水場。
やっとこの辺りでカミナリも雨も止んだようだ。
美味しい冷たい水に少しは元気が出ました。
ここを過ぎるとやがて槍ヶ岳が見えてきます。
そうそう・・そこに見えるんだけど、これがなかなか大変。
ペースがつかめずに・・・。
元気な隊長は先に行き、tunaちゃんも先に行って貰って、私はゆっくりゆっくり。
歩いていればいつかは着くよ・・
そうなんだけどね、それが着かない気がしちゃう・・
歩いてるつもりでも全然距離が進まない。
今回は小学生位の子供さんが何人か登っていました。
元気だよな〜疲れた顔はしていても身体はとても元気です。。
うらやましぃ〜
殺生ヒュッテを右に見て、あと40分で槍ヶ岳山荘・・。
ジグザグに登っていくのが長い・・・・
800.700.600.とペイントされた石を見てはp(#^▽^)qファイト!
今回の雷鳥は親子連れでした。
私にすれば今回は大冒険だったようです。
それでもやっぱり目的の槍ヶ岳山荘には着きました。
「やったぁ〜〜〜〜」
合羽を脱いで着替えをして・・
今回も残り1室の個室を確保できました。
五竜の時と同じく凄くさむい・・・。
身体が温まらない・・。
着替えたり横になったり・・食事まで休む・。
これはいけないと言われたけど・寒くて・・・
この小屋には慈恵医大の診療所があるのでちょっと聞いてみた。
深呼吸をする。
おしゃべりをする。
しっかりご飯を食べる・・
血液中の酸素が薄くなってるんだそうです・・高山病と言う事かな。
急に高所に来たので身体がついていかないんだね。